2013年1月8日火曜日

さらば天鳳位、さらばASAPIN!

別件で京都に来たのに

「あっ、今日ASAPINがマーチャオ最終日やから観に行かへん?」

という水瀬プロの唐突な発言によって、用事を放ったらかしてマーチャオ京都駅前店で麻雀を打つことに…。

GPCで仲良くしてもらってるASAPIN氏。
ネット麻雀界では超有名人ですよね。
なんと言っても初代天鳳位様です。南無南無(拝む)。

僕から見たASAPIN氏の打つ麻雀の印象は「計算がウルトラ早い」。

ここで言う計算とは点数計算じゃなくて(点数計算も早いけど)、場に見えてる牌の引き算が早いという事と、相手の手牌構成の推察が正確な事。だから、牌効率の良い手牌変化へ悩まず進めるし、手を短くしても相手のリーチに立ち向かっていける。
相手のリーチがかかってから副露しだして、最終的に2副露ぐらいの喰いタンでサラッと流す、なんていうのが「いかにもASAPINらしい麻雀」という感じがする。個人的な感想ですけどね。

そんなASAPIN氏が、関西での仕事を切り上げ、いよいよこの春に上京するという。
行ってしまうのは寂しいが、でも、麻雀の仕事をするんだったら、絶対東京の方が良いと思う。ASAPIN氏なら仕事いっぱいありそうだし。
だからここは引き止めずに、盛大に送り出してやらないといけない!

そんな訳で関西で最後(?)の対決。

勝負は半荘2回(時間の都合で)。
結果は、

1.水瀬、2.ASAPIN、3.テツロー、4.ケチャップ河合
1.テツロー、2.水瀬、3.ASAPIN、4.ケチャップ河合

となりました。

一回戦目もトップの可能性があったのに、オーラスでASAPIN氏に倍満ツモられて親っ被りの三位転落でした。
二回戦目は薄氷を踏む思いで守ったトップ。怖かったです。
とりあえず、呼び出された上に2ラスの河合くん、ご苦労さんでした。

最後にみんなで記念撮影
(なんで俺は目を瞑ってるんだ?)


ちなみに対局中に発生した「三人同時ツッコミ」の場面の会話:

テツロー「この鳥の絵はマーチャオのオリジナルなん?」
ASAPIN「そうなんですよ。全部で4匹居て、全部鳥なんですよ」
テツロー「へー、四種類あるんや」
水瀬プロ「(あるキャラを指しつつ)でもペンギンは鳥ちゃうやん
三人全員「ペンギンは鳥や!」
水瀬プロ「えっ?ホンマ?ペンギンって鳥なん?飛べへんやん?

まっ、こんな事を話ながらやるぐらいのヌルい対戦だったという事です。順位なんて、アテになりませんわ!

でも、わざわざ都合を合わせて我々と打ってくれたASAPINとマーチャオのスタッフのみなさん、ありがとうございました。また、寄らせてもらいます。

さて最後は、ASAPIN氏に褒めてもらった手の話。

さて、上記の通りかなり下らない会話をしながら打ってたので、場況は全然憶えてないのだが、点数移動のほとんどない序盤だったと思う。

まず水瀬プロ(親)がこんな捨牌でリーチ。
(ドラ四萬)

北中東八萬三索九筒
七索横四萬

ドラの四萬を手出しでリーチ。

その時、下家の僕の手牌はコレ。
五筒五筒六筒七筒六索七索八索四萬四萬赤五萬六萬六萬八萬

ドラ三枚使いでなおかつタンピン三色もあり得る美しい手牌。
このリーチを受けて、萬子のカンチャン二種類(伍萬と七萬)は、どっちが入っても現物を切ってテンパイという理想的な展開。一番美味しくない五筒ツモでも、現物切りリーチでハネ満確定(リーチ・タンヤオ・一盃口ドラ3)。
さて、どうしよう?
ツモに賭けるか?

ここで僕が実際にとった行動は、四萬をチーしての五筒勝負。
つまり、ハネ満・倍満まで望める手牌を、満貫に落としてのカン七萬待ち。で、ど真ん中を勝負。怖いですね~。

この時は確たる自信があった訳じゃないが、なんとなく「このカン七萬は悪くない」という考えが薄ぼんやりとあったので「序盤だし試してみっか?」ぐらいの気持ちでやってみた。

で、あっさり二順後には河合君から七萬がこぼれて8,000点。リーチに負けずに良かったな~、と思ってたらASAPIN氏が

「うーん、この七萬待ちはイイ。これはイイです。うん、この待ちはイイ。僕でも出す」

とやたらのべた褒め。

なんなんだ一体?
でも、上でも書いたが、ASAPIN氏は危険牌への嗅覚は人一倍鋭いので、そのASAPIN氏がひっかかるなら、相当に良い待ちだったという事なんでしょうね。やった本人がイマイチ判ってませんが。

自分でも望外のべた褒め攻撃でちょっと気を良くしたテツローでした。


欄外:
対局中に何度も「最後やな」、「これで終わりやな」とみんなが口々に言い、記念撮影の時も「最後やから写真撮ろう」、「最後の記念撮影」と言うのを聞いたASAPIN氏の一言。

「別に僕、死ぬ訳じゃないんですけど…」

言い方が妙に面白かったです。

欄外2:
後日、水瀬プロから上記の「なぜ『四萬チー』が良かったのか」の説明をツイッターでいただきました。

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